バイアグラの効果について│EDの

バイアグラの効果

そもそも勃起とは、陰茎海綿体の血液量が増えることによっておこる陰茎（ペニス）膨張のこと。ふつう陰茎は、性的興奮や刺激を受けることで陰茎海綿体の平滑筋が弛緩するので、大量の血液が陰茎内へと流れ込み、勃起を促します。
ですがED男性の陰茎には、酵素の分泌量が多く、平滑筋の弛緩機能に重要な関わりをもっている大事な物質を分解してしまうことが原因で、充分な血液が陰茎に流れ込まず、勃起ができなかったり、勃起してもすぐに萎えてしまう勃起障害が起こっていると考えられています。
そこで、男性の勃起を妨げる酵素の働きを弱めるという血管への作用を持ち、血管を広げ、血流を良くするのがバイアグラの持つ力。充分な血液が陰茎に流れこむことで、勃起することが出来るのです。
でもバイアグラを飲んだからと言って勃起しっぱなしになってしまうわけではなく、あくまで性的な気分が高まったときに、陰茎を勃起させるという効果です。ムラムラしたり、精液の量を増やすなどの効果はありません。
また、食後すぐに服用すると、胃の中で食べたものと混ざり合って、薬の吸収が遅れ、効果が出るのが遅くなってしまうことがあります。また大量のアルコールと一緒に飲んだ場合も、バイアグラの効果は弱まると言われています。(禁止されているわけではありません)

バイアグラの歴史

バイアグラは、元々は狭心症という心臓病を改善するための治療薬を開発中に、薬を服用した患者さんに予期せぬ副作用が見られたことから研究が始まりました。その副作用が、勃起症状。研究が進められる中で、「シルデナフィル」という成分に、陰茎海綿体に存在する酵素"PDE-5"を排除し、平滑筋の弛緩機能が低下してしまわないように働きかける作用があることが判りました。「シルデナフィル」は現在のバイアグラの有効成分として広く知られるようになっています。
偶然に発見され、研究開発され生まれたバイアグラは、医学的見地に基づいて勃起症状を起こすメカニズムが証明されました。それはEDに悩むたくさんの患者さんを救う新薬として「夢の新薬」と呼ばれました。
このように、バイアグラはれっきとした「医薬品」であり、成人男性であれば年齢は殆ど関係なく、どんな男性にも高い確率で嬉しい効果を発揮してくれます。(ただし100パーセントではありません)。また、バイアグラは中毒性はもちろん、耐性が出来て効かなくなる…ということは全くありませんので、用法容量を守って飲めば、半永久的に効果を感じられる薬です。