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膣内での射精が困難!?膣内射精障害とは!
セックスはいわゆる「中で果てる」のが理想的な形です。ところが最近では若い男性の間で「中でフィニッシュできない」と悩む人が続出しています。これって病気?ED?何らかの理由でセックス時に女性の膣内で射精できない症状「膣内射精障害」について、くわしく調べてみましょう。
「膣内射精障害」とは文字通り、女性の膣内で射精できない障害のこと。勃起自体は問題ないのに、膣内に入っている状態で射精することが困難になってしまう症状を指します。挿入したのになかなかオーガズムに達することができない、適切なタイミングで射精できない、射精した精液が膀胱側に逆行してしまって外に出てこない、といった射精障害の一種で、「男性膣不感症」とも呼ばれます。膣内で射精できないと男性不妊の原因となったり、パートナーに「自分は愛されていない」と勘違いされて関係が冷え切ったり、最悪の場合は膣内射精障害が原因で離婚してしまうカップルもいるというから深刻です。
膣内射精障害は女性側に原因がある場合もありますが、多くは男性側に原因があります。男性が膣内射精障害に陥る理由は2つ考えられていますが、1つは心理的なストレス。射精機能障害の男性は非常に厳格な家庭で育った人が多く、真面目で安定した人生を送っている一方、感情をコントロールしようという意識が強く感情表現が苦手な傾向が強いといわれています。このタイプはセックス中に理性を解放すべきところで自制心が働いたり、さまざまなストレスやプレッシャーから自分にブレーキをかけてしまい、結果として射精がうまくいかなくなるといいます。もう1つは、マスターベーションです。自慰行為では自分の思い通りに刺激や圧力をかけることができるため、その感覚に慣れてしまうと女性とセックスした際に膣内の感触がマスターベーションとあまりにも違って感じられてしまい、射精までいきつくことができなくなってしまうのです。そうなると、手でしかイケない、膣内という閉ざされた空間でイケない、という事態に。特に固いものにペニスをこすりつけるなどの方法でてマスターベーションする人は、柔らかく湿っている膣内でイケなくなる危険性が高くなりますので注意してください。
膣内射精障害とEDは、どちらもセックス時に何らかのトラブルが起きてしまう症状です。「では膣内射精障害はEDなのか?」と考えてしまうのですが、正しくは膣内射精障害とEDは別物と認識されています。
生殖器や性交に何らかの障害がある状態を「性機能障害」をいいますが、性機能障害はED(勃起障害)と射精障害の2つに分けられます。そして膣内射精障害は早漏や遅漏などと並ぶ射精障害の一種。簡単にいえば「どちらもセックスに支障がある仲間だが、EDは勃起力、膣内射精障害は射精力に問題がある」ということになります。
ただ、セックスの途中に膣内でペニスが萎えてしまう、いわゆる「中折れ」は医学的にはEDに該当しますが、膣内でペニスが十分な感度を得られないために中折れしてしまう、ということもあるため、膣内射精障害とも考えられます。逆に膣内ではなくマスターベーションでも射精できない、まったく勃起しない状態になるとEDと診断されます。
EDはセックスのために十分な勃起ができない、または勃起できても維持することができない症状ですが、刺激の強いマスターベーションや過激なAVなどに慣れすぎてしまうと、EDをひきおこすこともあれば、膣内射精障害に陥ることもあります。重度の膣内射精障害になると、「オナニー以外で射精できない」という状態になってしまい、女性とセックスすることができなくなる人もいますので「今日はたまたまうまくいかなかっただけ」と体からのサインを見逃さないようにしましょう。
EDも膣内射精障害も、女性とのセックスで気持ちよくフィニッシュできないという点では同じ。男としてこれ以上カッコ悪いことはありません。大切なパートナーとよりすばらしい性生活を送るために、少しでも改善できるように努力したいものです。
膣内射精障害にはストレスやプレッシャーなど心因性でおきるものと、マスターベーションによるものの2タイプがあると説明しましたが、今すぐできるのは「マスターベーションを控える、またはやり方を変える」という方法。まず、畳や布団などにペニスをこすりつけて圧迫するマスターベーションをしている人は、今すぐやめること。この方法は刺激が非常に強い上に膣内と感触があまりにもかけ離れているため、膣内射精障害をひきおこしやすくなります。
ペニスを握る強さや、ピストンのスピードも控えめにするのもポイントです。女性の膣内は圧力が強くかかりませんので、強く握ってマスターベーションしていると膣内では物足りなくなってしまいます。膣内をイメージしながら圧力や刺激を弱めること。最初は物足りなく感じるかもしれませんが、少しずつペニスに感覚を覚えさせていきましょう。
過激なAVを見ながらの自慰も現実のセックスに満足できなくなってしまい、射精障害を引き起こす可能背があるのでほどほどに。また、膣内射精障害の大半は心因性といわれています。仕事や人間関係による強いストレス、不妊治療などによるプレッシャー、強すぎる自制心、セックス失敗のトラウマなどが原因で、勃起に必要な副交感神経がうまく働かず、射精はもちろん十分な勃起を得られません。好きな音楽をかける、アロマをかぐなどして、できるだけ心身がリラックスできる環境の中でセックスに挑むとよさそうです。重度の膣内射精障害は自力での改善が難しい場合がありますので、専門医に相談してカウンセリングを受けたり、ED薬など処方薬を取り入れるのもひとつの方法です。
事前に知っておきたいED治療の基礎知識
新宿院 畔上卓昭院長
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ED治療ためにはまずEDを知ることがとても重要です。こちらの記事でEDに対する知識を深め、自分に合ったより良いED治療を行えるようにしましょう。