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ED治療薬のジェネリックは本当に効くのか!?
先発薬と成分や効果は同等でありながら、リーズナブルな料金で入手できるのが魅力の後発薬「ジェネリック薬」。2014年、いよいよED薬にも待望のジェネリックが解禁されました。現在、国内外で製造された各種ジェネリックが流通していますので、上手に活用してED治療に役立てましょう。
「ジェネリック」とは新薬と同等の有効性や安全性が認められた後発薬のことで、先発して販売されていた新薬と同等の効果がありながら、先発薬の半額程度という低価格で入手できるのが魅力です。
通常、新薬を開発するためには10年単位の莫大な時間と研究開発費がかかるため、開発コストが上乗せされた新薬はどうしても高額になってしまいます。ただし新薬の特許期間が切れると、他の製薬会社でも新薬の有効成分が利用できるようになるため、開発コストがないぶん低価格なジェネリック薬を製造販売できるようになるというわけです。
1998年に世界初のED治療薬として誕生した「バイアグラ」ですが、有効成分である「シルデナフィル」の特許期間が2014年に満了し、ついにED治療薬もジェネリック薬の製造販売が解禁になりました。ED治療薬は一般薬と比べて1粒1500~2000円と高価なことから、なかなか治療に踏み切れないと迷っていた男性にとって、治療費をぐっと抑えることができる朗報といえるでしょう。
現在、バイアグラの有効成分、シルデナフィルを主成分としたジェネリック薬は国内や海外の製薬会社が製造販売しています。たとえば富士化学工業では「FCI」、東和製薬では「トーワ」、テバ製薬では「テバ」、キッセイは「キッセイ」、それぞれ製造販売しています。また大興製薬が製造している「DK」は25mg錠を摩耶堂製薬が、50mg錠を摩耶堂製薬と本草製薬が販売。他にもさまざま製薬会社がバイアグラのジェネリックを製造販売しています。
海外でもED薬のジェネリックが製造販売されていますが、海外のジェネリックが国内と大きく異なるのは、「ED薬のジェネリック解禁前からインド産のジェネリックが製造販売されていた」という点です。
というのもインドでは特許に関する法律が他国と異なるという、特殊な事情があるのです。欧米などでは特許として守られている新薬も、インドの国内法に基づき合法的に製造販売が可能に。そのためインドでは2014年のED薬のジェネリック解禁前から、大量のジェネリック薬が製造販売されていました。後に法律が改定されましたが、先発薬の開発メーカーであるファイザー製薬にお金を支払うことで、いわばご本家お墨付きでジェネリックの製造販売を継続することができたのです。
インドで作られているED薬のジェネリックが、なぜそれほど支持されているのかというと、従来のED薬やジェネリックに比べても安いから。インド産のジェネリックは低所得者層でも購入できるように国策として価格が低く抑えられているのです。
しかも厳重な品質管理のもと安全性の高い薬が製造されているため、高品質で低価格なインド産ED薬のジェネリックは世界中で絶大な人気を獲得。今ではインド産ジェネリックは正規品バイアグラの売上のおよそ2割に迫っているといわれています。
インド産のED薬ジェネリックの代表格といえば、アジャンタファー社の「カマグラ」やシプラ社の「シラグラ」「スハグラ」、ランバクシー社の「カベルタ」などがあります。
有効成分を含有していて、しかも安い。「だったらED薬はジェネリックに切り替えればいいんじゃないの?」という意見もあるでしょう。もちろん厚生労働省の認可を受けたED薬のジェネリックは、医師の処方を受ければ安全です。厚生労働省も「有効成分の効果が保証されているのであれば、服用は問題ない」という公式発表をしています。
ただしジェネリック薬はそれぞれ成分や製法、用法容量、特徴に差があるにも関わらず、その違いについて十分に説明されないケースがあります。またジェネリック薬は歴史が浅いため、十分な検証データが蓄積されていないのではないかという指摘もあります。有効性は実証できても安全性のデータがない場合もあり、総じて情報量が少ないのが現状です。
こうした問題は歳月を重ねることで解消されていく部分もありますが、今、効果をしっかり出して早く治療したい人は、安易に安さに飛びつかずにED治療薬を選ぶほうが賢明といえそうです。
ちなみに、海外産のジェネリックは個人輸入することができますが、ネット通販で大量のニセモノが出回って世界的な問題となっています。また海外のEDジェネリックには日本では認可されていない100mg錠が存在し、これを日本人が服用すると効果が出すぎて健康を害してしまうことがあります。海外の個人輸入にはさまざまなリスクがあることを肝に銘じて、上手に利用してください。
ED治療薬を選ぶか、ジェネリック薬を選ぶか、自分の症状ではどの薬があっているのか、まずは医師に相談してみましょう。
事前に知っておきたいED治療の基礎知識
新宿院 畔上卓昭院長
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ED治療ためにはまずEDを知ることがとても重要です。こちらの記事でEDに対する知識を深め、自分に合ったより良いED治療を行えるようにしましょう。